Idée Capricieuses ~元イギリス大学日本担当官の気まぐれブログ~

元イギリス大学日本担当官のブログです。 イギリス留学やサセックス大学、大学のある街ブライトン、趣味であるHR/HMや留学中に体験した奇妙な経験など思いついたことを気まぐれのままに書いていくブログです。

ロック/ヘヴィメタルが好きな人はイギリスに行くべし!~その理由を解説~

皆さん、こんにちは!

サセックス大学日本担当官です。

今回はロック/ヘヴィメタル愛好家から見たイギリスの魅力についてお話していきたいと思います!

その他のジャンルが好きな方にも当てはまることも書いてますので、音楽好きの方は参考にしてみてください。

なぜイギリスなのか?

ロック・メタル音楽が好きな人は一度はイギリスに行くべきです。

イギリスと言えばやはりロック大国であり、ロックの歴史に多大なる影響を与えたバンド達を数多く輩出してきました。

The BeatlesやThe Rolling Stones、The Whoなどのクラシックロック

Creamやthe Yardbirds、Bad Companyなどのブルースロック

Led Zeppelin、Black Sabbath、Deep Purple、Queenなどのハードロック

The Clash、Sex Pistols、The Rammonesなどのパンクロック

Pink Floyd、King Crimson、YES、Genesisなどのプログレッシブロック

Iron Maiden、Judas Priest、Def LeppardなどのヘヴィメタルとNWOBHM

David Bowie、T. Rexなどのグラムロック

Oasis、Radiohead、Coldplay、MuseなどのUKロック

The CureやThe Cult、Bauhausと言ったゴシックロック

と言ったように世界的にメジャーなバンドもイギリス出身が多いです。
(挙げればきりがないので、この辺で止めておきます)

※ロックの発祥はアメリカのブルースやR&B、ロックンロールからになりますが、それらの要素がイギリスに持ち込まれたのちに、上記のような非常に多種多様なバンドがイギリスから続々と生まれていきました。まさにRock Feverな国なのです!

理由①ライブ公演

まず、おすすめの理由その①としては、ライブ公演が多いことが挙げられます。

前回のブログでも少しお話しましたが、イギリスは歴史的にライブ公演が盛んな国であり、海外のバンド/アーティストは頻繁にツアーで回ったりしています。

前回の記事は下記からご覧いただけます。

kkm10m.hatenablog.com

strong>UKツアーではなくても、地理的に来英しやすいため、ヨーロッパツアーの一環として、イギリスでもよくライブが開催されます。

また、ミュージシャン自身がイギリスに住んでいるケースも多いので、地元を回る感覚でライブを決行することもよくあります。

UK・ヨーロッパツアーだと、ロンドンはライブ会場として選ばれているケースが非常に多いので、ブライトン含むロンドン周辺に住んでいる方にとっては、交通の便も良いのが素晴らしいです。

ブライトンからロンドンで開催されるライブも電車を利用すれば片道1時間程度なので、日帰りで見に行けます。

もちろん、それ以外の街、例えばGlasgowやBirmingham、Manchester、Newcastleとかでもライブはよく行われています。

ちなみに、アメリカでの公演だと、国土が大きいためどうしても遠出が必要な場合も多いのがネックです。

例えば、カリフォルニア州に住んでいて、ライブがオハイオ州である時とかです。
その点、イギリスだと移動の煩わしさをあまり感じさせないのが良いです。

近年、日本では海外からのロックバンドによる単独公演の来日の機会は減っていますが、イギリス国内であれば来日しないバンド/アーティストのライブに行くことができる機会が多いのはとても魅力的ですね。

今は新型コロナウィルスの影響により、どの音楽の海外アーティストは来日公演がかなり難しい状況ですが・・・

ちなみに、ロックとメタルに関してはコロナ前からなのですが、日本であまり人気のないバンドは、基本的にほとんど来日しません。

(Axel Rudi PellとかSymphony XとかLynyrd Skynyrdとかetc・・・)

加えて、日本で人気があっても来日しないバンドでも、イギリスでライブ公演を行ったりするケースもあります。

私が見た2017年ロンドンO2で開催されたRitchie Blackmore’s Rainbowのライブとかまさにそのパターンです。

※Ritchie Blackmore’s Rainbowは1997年に2度目の解散以降、2016年の一時的再結成まで約20年の空白があったバンドでして、まさに悠久の時を超えて復活したバンドでした。2016年~2019年までヨーロッパとロシアでしか公演していないかつそれ以降は活動休止しているみたいですので、来日する可能性は絶望的だと思います。日本でも未だに根強い人気があり、ロンドン公演に行った際にも日本語がチラホラ聞こえてきましたね(在英者か日本から見に来た人だと思います)

そのようなバンドを見れる機会が多いのがイギリスです!最高ですね~

Loud Parkみたいなフェス形式ではなく、単独公演でライブをみたい!っていう方にもイギリスは超おすすめです。

さらに、イギリスでのライブ公演は写真撮影OKです。
これはファンにとってはとても魅力的なポイントだと思います。

日本であれば禁止されている写真撮影ですが、イギリスだと好きなアーティストの写真をライブ中に撮影できるので、 思い出を残すためについついたくさん撮ってしまいがちになります。

ライブに関しては、

  • ライブを見る機会が多い(単独公演)
  • 写真撮影可能
  • 会場への交通の便が良い
  • ↑ようなメリットがイギリスにはあります。

    RainbowロゴRainbow RisingDio and Ritchie
    2017年6月17日ロンドンO2: Ritchie Blackmore's Rainbow

    ちなみに、この年はManchesterのスタジアムでアリアナ・グランデのライブの最中に爆破テロが起きて、後日ライブを控えていたこのバンドのManchester公演は中止になりましたね。

    理由②展示会やイベント

    理由その②は、展示会やイベントの豊富さですね。

    イギリス出身の有名なバンドは、バンドのゆかりの地やブライトン、バーミンガムなどイギリス国内の比較的大きい街で展示会など行うことがあります。

    これらのイベントは、3か月限定とか3日間限定と言った短期間のみ開催されるので、日本に居たらまず見れないイベントや展示会に参加できるのは大変貴重です。

    開催場所は上記の通りまちまちなのですが、ライブ事情と同様、イギリスは国自体そこまで大きくなく、開催地に選ばれる場所も日帰りで行けるところがほとんどなのも、便利で良いです。

    実際に私もバーミンガムで6月~9月の3か月限定で開催されていたBlack Sabbath 50周年記念ミュージアムに足を運んだことがありますが、ブライトンから電車で片道4時間くらいの距離だったので、日帰りで訪問できました。

    また、イベント・展示会とはちょっと違いますが、有名なイギリス出身ミュージシャンの銅像や記念碑・レコーディングスタジオなどファンにとってはたまらない撮影スポットも結構あります。

    例を挙げると、ロンドンにあるThe BeatlesのAbbey Road・バッキンガムシャーにあるDavid Bowieの記念像・バーミンガムにあるBlack Sabbathの橋などあります。

    他にも様々なミュージシャン関係のスポットがあるので、興味のある方はインターネットで調べてみてください。

    Black sabbath Logo
    Toon Ozzy OsbourneSabbath Atelier Ozzy Osbourne
    2019年9月25日バーミンガムアートギャラリー: Black Sabbath Exhibition

    理由③中古のレコードショップが多い

    ロック/メタルが好きな人がイギリスに行くべき理由その③は、レコードショップも挙げられますね。

    イギリスにはレコードショップが数多くあり、お手頃価格でゲットできるのが魅力です。

    日本では流通していないレアなアルバムや廃盤になっているレコード、当時のポスター付きレコードなど、掘り出し物を発掘できることが多々あります。

    イギリスと日本での認知度の差か、日本で人気がないバンドゆえ、市場にあまり出回っていない貴重なレア物でも、イギリス国内では人気があり、流通していたレコード扱いになっているものは安価で購入できますのでとてもお得です。

    Blackfootのアルバムとか、結構安価で叩き売られていました!

    シングル盤・フルアルバムどちらも売っているのも良いポイントですね。

    レコードは発売されている国によって、ジャケット写真が違う(特にシングル盤)ことが多いので、コレクターにとっては嬉しいですね。

    インテリアとしてレコードを部屋に飾る人は、自分の好きなアーティストのレコードがあるかもしれないので、ぜひ近場のレコードショップを漁ってみてください。

    (レコードを部屋に飾ることは、絵画を部屋に飾る事と似たようなものです・・・)

    あと、これはレコード・CD両方なんですが、音源は日本で買うより安価のものが多いです。

    同じアーティストの新譜CDでも、1000円以上価格が違うこともあります。

    日本の国内盤CDが高すぎるんですよね・・・

    なので、洋楽アーティストのCDを買うのであれば、イギリスに滞在中に購入することをおすすめします。

    理由④音楽フェス

    イギリスをおすすめする最後の理由その④は、音楽フェスティバルがとても多いことです。

    グラストンベリー・フェスティバル、ダウンロード・フェスティバル、レディング・フェスティバル、ブラッドストック・オープンエアなど、イギリス各地でたくさんの音楽フェスが開催されています。

    ロックやメタルだけでなく、ジャズ、ヒップホップ、ポピュラー音楽、クラシック、オペラ等、様々な音楽ジャンルのフェスティバルが盛んに開催されています。

    各個人の好きな音楽のフェスがあるのは、音楽好きにとって嬉しいですよね。

    前回の記事で書いたヨーロッパ旅行ついでのライブ参戦ですが、これは音楽フェスにも該当します。

    フランスのヘルフェストやドイツのヴァッケン・オープンエアーなどの大型フェスがヨーロッパ各地で開催されており、 短い旅行気分でお手軽に、経費を抑えながら参戦できるのもイギリス在留者ならでは特権ですね~

    私は音楽フェスが好きではないので、行ったことないですけど・・・

    とまあ、色々お話しましたが、今回はここまで!

    私自身ロック/ヘヴィメタルに傾倒しているので、他のジャンルに関してはその知識の応用みたいなものですが、ライブ中の写真撮影可能とか交通の便、各種イベントの豊富さなどは共通だと思います。

    最後ですが、洋楽(特にロックとヘヴィメタル)が好きな方へはイギリス留学を自身を持っておすすめします!

    では、また来週!