皆さん、こんにちは！
サセックス大学日本担当官です。
久しぶりの投稿になりましたが、元気にお過ごしですか？
さて、今回はだいぶ前に紹介したサセックス大学寮のその続編オフキャンパス編パート①としてオフキャンパスの大学寮についてお話していきたいと思います。
お話したオンキャンパスの大学寮については、下記記事にて詳しく記載していますので、ぜひお読みいただけますと幸いです！
kkm10m.hatenablog.com kkm10m.hatenablog.com
前回の寮紹介と同じですが、本編に進む前に以下注記について一度お読みください。
※順番は優劣をつけるものではありません。
※記載されている金額は2023年/24年の費用です。24年以降の寮費は大きく変わる可能性もあります。
※表記されている料金は£1=約160円での計算です。
※10円～1円単位などの細かい数字は繰り上げ繰り下げして記載しています。
※Kings Road以外のオフキャンパス寮は各寮ごとの値段が明記されておらず、 £132～£170の記載になっています。
※オフキャンパスの寮はSharedのみです。
※各大学寮紹介文の青緑文字は最大のおすすめポイント・黒太字は次点の魅力的な点を指しています。オレンジ太文字は欠点を指しています。
Kings Road
- タイプ: Shared
- ロケーション・アクセス性: ★★★★
- 一週間の家賃: £146.9（Shared: 約2万3200円）
- 一ブロック当たりの収容人数: 3～6名
- 対象学年: 学士・修士
今回最初にご紹介するのは"Kings Road"と呼ばれる寮です。
この寮はブライトンの街の中に点在しており、寮の目の前にブライトン名物のビーチと海が広がっている景色の良い大学寮です。
各ブロックあたりの人数が3～6名と少な目です。
ベッドルームには洗面台が付いています。洗濯機は大学寮についています。（無料ではなさそうですが・・・）
ブライトン中心部にある大学寮なのでロケーションや交通の便は素晴らしいです。ロンドン・サセックス大学キャンパス行の電車が通っているブライトン駅まで徒歩15分、大学キャンパス行のバスが止まる停留所まで徒歩10分で行くことができます。
加えて、レストランやアパレルショップ、パブ、スーパーマーケット、映画館、ナイトクラブも徒歩5分圏内にあり、ショッピングモールまでも徒歩10分ほどで行くことができます。日常生活で最も便利な大学寮はここのKings Roadだと思います。
（キャンパス内大学寮に住んでいても日常生活の上では不便することはないですが、購入できる品物の数や飲食店の数など選択肢は限られています）
デメリットとしては、昼夜問わず基本的に騒音が聞こえてくることですね。
大学寮はブライトンの海沿いにある大通りに面しているため、日中は車の走行音が絶え間なく聞こえてくるでしょう。
まあ、日中であればキャンパスに居たり、外出していたりすることが多いため、車の騒音が気になる機会はそこまで多くないかと思います。
そして、夜ですが、ナイトクラブが乱立しているビーチに面しているので、酔っ払いの叫び声がかなりの頻度で聞こえてきます。正直、この酔っ払いによる騒音が最大の欠点なんですよね。
ナイトクラブは早朝の4時くらいまで営業しているところが多く、23時くらいから真夜中1時くらいにかけて、人がどんどんビーチ周辺に集まって来ます。
そして、午前2時～4時くらいで帰宅する人達が外で騒ぐため、深夜～明朝まで基本的に酔っ払いの叫び声や笑い声が聞こえてくることは日常茶飯事です（特に金土日）。
騒音が気にならない人であれば良いかと思いますが、そうでなければ、とても厳しい生活環境だと思います。
各ブロックの収容人数が少なく、周りもお店が多いなど色々条件が良いだけに、外部の騒音がうるさいのはとても残念です・・・
もし私がサセックス大学生だったら、ここは間違いなく避けます 笑
オフキャンパスの大学寮でぶっちぎりのワースト①位です。
Clifton Road
- タイプ: Shared
- ロケーション・アクセス性: ★★★★
- 一週間の家賃: £132～£170（約2万1100円～2万7200円）
- 一ブロック当たりの収容人数: 2名
- 対象学年: 学士・修士
その次にご紹介するのは"Clifton Road"と呼ばれるお家です。
これ以降紹介するお家は大学が所有している一般のお家またはお部屋です。King Roadは建物全体をサセックス大学が所有しているのですが、Clifton Road以降の寮はまるまる一戸建てのお家か建物の一部を所有しているお部屋になります。
さて、Clifton Roadは4つのフラットが大学所有のもので、各フラットの収容人数は2名、全部合わせて8名限定のお家です。
2人で1つのフラットをシェアするので、キッチンやバスルームは自由に使えます。住みやすさで比べると、ここが一番住みやすいかと思います。
一般的に共同生活は人数が多ければ多いほど、トラブルになる可能性も上がりますからね。
ロケーションもブライトン中心地にあり、ブライトン駅まで徒歩7分くらいとなっており、駅までのアクセスも良いです。
その一方、大学キャンパス行のバス停留所までは徒歩15～20分はかかりますので、バスでの通学を考えている方にとっては少々不便かと思います。
しかし、Kings Roadでもお話した大学行バスの停留所ですが、その停留所からキャンパスまでバスで片道30分くらいかかる事を考えれば、バス通学はメリットが薄いので、基本的に電車通学一択です。
インターネットも既に付いているので、渡航して間もない状態でも安心です。
洗面台は自室についておらず、共有スペースであるバスルームにありますが、自分含めて2名しかいないので、特に気にする必要はないでしょう。
立地も物静かな場所なので、キャンパス内の寮より静かで過ごしやすいかと思います。
目立った難点は特にないのですが、強いてあげるのであれば、近くにあるチェーンの食料品店が※Co-opしかないことでしょうか？
個人ショップみたいなKindly of Brigthonがありますので、必要に応じてはこちらを利用する事になるかもしれません。
※Co-opは少し値段が高めのスーパーマーケット。Clifton Road付近のCo-opはコンビニエンスストアのような小規模チェーン店なので、商品はあまり多くない。
駅までのアクセス性や周辺環境、少人数制のシェアフラットなど考慮すれば、Clifton Roadはかなり良い物件と言えるでしょう。
Florence Road
- タイプ: Shared
- ロケーション・アクセス性: ★★★
- 一週間の家賃: £132～£170（約2万1100円～2万7200円）
- 一ブロック当たりの収容人数: 4～11名
- 対象学年: 学士・修士
こちらは"Florence Road"と呼ばれるお家です。
2つの寮を4～11名の学生でシェアします。どちらの住宅に人数が多くなるかは割り当て次第ですが、一つのお家で最低4名と共同生活になる模様です。
ブライトンの街または大学キャンパスまで行くことができる駅" London Road"まで徒歩5分ほどとなっていますので、キャンパスまでのアクセス性は非常に良いと言えます。
London Roadの駅はブライトン駅の次の駅ですので、ほんの少しだけキャンパス寄りになっています。ブライトン駅から電車で行くより、若干キャンパスまでにかかる時間が短くなっています。まあ、3分くらいの違いしかありませんが・・・
街の中心地から離れた場所にある閑静な住宅街です。喧騒や車の走行音などの騒音とは無縁だと思いますので、静かな場所を好む方にとってはいい場所ではないでしょうか。
Florence Roadにあるどちらの住居にも大きな共有スペースがあります。
この共有スペースはキャンパス内の大学寮と違い、キッチンと併合しているわけではなく、日本語で表現するとTVとかソファとか置いている空間、いわゆる"リビングルーム"をイメージしていただければ問題ないです。
各住居に洗濯機は付いていますし、ほぼ全ての個人のお部屋にも洗面台が標準で付いています。洗面台が付いていないお部屋に割り当てられたら、バスルームにある洗面台をご利用ください。
個人的に思うところとしては、このFlorence Roadのお家は確かにとても静かでいい場所だと思いますが、街へのアクセス性や周囲のお店の少なさがちょっとネックではないかな～というのが正直な感想です。
まず、アクセス性ですが、ブライトンの街の中心地までの距離は徒歩だと結構遠いです。片道30分くらいはかかると思います。
電車に乗ればいい話ではありますが、ちょっと外出するだけで毎回電車を利用するのは個人的に煩わしく感じてしまいますし、片道3分の電車のために往復約1000円を払うのも躊躇してしまいます。Railcard（割引カード）があれば、交通費は少し安くはなると思いますが、街への外出を重視するのであれば、あまり立地がよくない家と言えるでしょう。
※Railcardを使用後の割引価格でも往復券は約600～700円くらいみたいです
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また、Florence Road周辺にはパブくらいしかないので買い出しとかは不便だと思います。
家からキャンパスまでの距離が近いので、通学時間が短い場所に住みたい人には良い場所と言えますね。
Victoria Road
- タイプ: Shared
- ロケーション・アクセス性: ★★★★
- 一週間の家賃: £132～£170（約2万1100円～2万7200円）
- 一ブロック当たりの収容人数: 3～9名
- 対象学年: 学士
最後にご紹介するのは"Victoria Road"と呼ばれるお家です。
こちらは一つのお家を3～9名で共有していくタイプの住居です。割り当てられる人数はその年度の学生数によって変わります。
上述したClifton Roadから近いロケーションとなっておりますが、こちらの方が少しだけ街の中心地寄りです。ブライトン中心地まで徒歩約5分くらいの違いがあります。
しかし、街の中心地に少し寄っている分、ブライトン駅まで徒歩約10分ほどとなっており、若干距離があります。
建物としての違いを挙げるのであれば、Clifton Roadは4つのフラットに分かれているため各収容人数は少なくなっています。一方、Victoria Roadは一つのお家をまるまるシェアすると言う点ですね。
Clifton Roadでは付いていなかった洗面台もほとんどの個室部屋に付いていますし、一つの家をシェアする仕組み上、家の中に共有スペース（リビングルーム）があります。
洗濯機もお家の中にありますし、近くにコインランドリーもあるので、乾燥機もお手軽にご利用できます。
※設置済みの洗濯機だと乾燥機能が付いてないものが多い
中心地近くにある大きめのスーパーマーケット（Waitrose）まで徒歩5分ほどと比較的良好と言えます。
こちらもちょっと路地に入ったところにあるので、騒音は気にならないかと思います。
総じて、Clifton Roadと同じく、目立った欠点はないですが、Victoria Roadはまるまる貸切タイプ+収容人数が比較的多めなので、その辺りを気になされる方だとClifton Roadの方が良いかもしれません。
以上、サセックス大学寮比較その③～オフキャンパス編パート①～でした！
オフキャンパスの寮は全体的に静かなエリアが多い印象ですね。
オンキャンパスと違って、En-suiteと呼ばれる個室タイプがなかったり、割当先によって部屋数や設備に大きな違いがあったりしますが、ブライトン市内で生活したい人は参考にしてみてください。
出典: 相棒 © テレビ朝日／東映
オフキャンパス住居に関するとても重要な事があります。
それは、紹介したオフキャンパスの寮の中で"Kings Road"以外は自由に選択することができません。
つまり、寮の申請時に"University-managed House"みたいな文言がかかれた選択肢へクリックすることしかできず、例えば、"Victoria Road"がいいとか"Clifton Road"がいいとか、細かい個人の希望を伝えることができません。最終的にどこへ割り当てられるのかは運次第です。
オンキャンパスの寮だと自由に選べます。オフキャンパスの寮へ申請する際はご承知おきください。
今週はここまで！
