皆さん、こんにちは!
サセックス大学日本担当官です。
今日は久しぶりにちょっとした観光情報についてお話していきたいと思います。
まず、ブライトン近辺にある街Eastbourne(イーストボーン)とLewes(ルイス)についてご紹介していきます。
※以前投稿したイギリス住居に関する下記記事に少しだけ街の情報を記載しています。併せてお読みください。
Eastbourne(イーストボーン)
サセックス大学のある街ブライトンからバスで2時間ほど離れた場所にまた違った海辺の街イーストボーンがあります。
ナイトライフとリゾート地として有名で昼夜問わず活気あふれるブライトンと違い、イーストボーンは落ち着いた雰囲気が特徴となっています。
ビーチが有名で海辺にピアと呼ばれる海上遊園地が建っていたり、波止場があったり、中心地にショッピングモールがあったりなど、街の景観はブライトンと非常に似ています。
ブライトンを小さくコンパクトにした街がイーストボーンと言っても差し支えないでしょう。
駅近くのアーケードには小さい雑貨店やアクセサリーショップ、レストランなどが入っていますし、その近くにある別のショッピングモールには映画館、アミューズメントバーなどエンタメ施設もあります。
そのバーではダーツやビリヤードはもちろん、アックススローイングやゴルフ、シャフルボードなど珍しい競技を楽しめるとのことです。
人混みを避けて楽しめるという点についてはイーストボーンに軍配が上がると思います。
また、イーストボーンには比較的多くの美術館あります。絵画や近代美術が好きな人であれば楽しめるかと思います。
見どころとしては街の中心から少し離れたところに聳え立っている白い巨大な崖Seven Sisters(セブンシスターズ)が有名です。
このセブンシスターズは海の浸食によってできた崖らしく、写真の緑の部分から海を見渡した時の景色は壮大です。
天気のいい日は緑と海に囲まれた景色でピクニックを楽しんでいる人たちがたくさんいます。
ブライトンからだとバスで行くこともでき、最寄りのバス亭を降りてから崖の先端まで徒歩で行くことができます。
先端に到着して以降も何キロも先まで続いているのでハイキングにも持ってこいです。
ちなみに、バス停近くの川があり、カヌー・カヤックも楽しめます。
セブンシスターズの東部にはBeachy Head(ビーチーヘッド)と呼ばれる岬があり、ここも観光名所として有名です。
セブンシスターズから徒歩でも行けますし、本数は限られてますが、街中から岬の端を通るルートのバスもあります。
ビーチーヘッドにはレストランもあり、ちょっとした休憩にもってこいです。
レストランは事前に予約しておくと無難です。
補足ですが、Beachy Headは自殺名所としても有名で、年間に数十人の方が飛び降り自殺するらしいです。
Lewes
続いてご紹介するのはBrightonから約13kmほど離れた街Lewes(ルイス)について少しお話します。
特に目立つような観光地ではないですが、マーケットタウンとして長い歴史があるため、昔ながらのカフェ・レストラン・アンティークショップなどが街に点々とあり、ゆったりとした伝統的な雰囲気が特徴ですね。
ブライトン・イーストボーンにはない古風な景観がルイスにはあります。
写真にある橋が特徴的なハイストリートには上記のようなお店がズラリと立ち並んでいます。
ブライトンからだと中心地からバスで30分、電車で15分と言った感じです。サセックス大学のキャンパス近くのバス停からもルイス行バスに乗車でき、そこからだと所要時間は約20分くらいとより手軽に行くことが可能です。
どちらかというと、住宅街と表現できる街なので、じっくり観光を楽しもうというより、休日は外出しながらゆったり過ごしたい方向けの場所です。
ブライトンと違い、大きなショッピングエリアやエンタメ系施設はほとんどないのでそれら目的で行くことはお勧めしません。
主な観光名所と言えば、まず思いつくのが中心地に聳え立つ古城ですね。
元々は要塞として作られたお城ではあるようですが、修繕を繰り返しつつも、中世時代から現在にいたるまで1000年以上もルイスの名所として語り継がれています。
レンガ造りのこの城の特徴としてはノルマン戦争時に砦の役割を担っていたためか、起伏が少し多めに作られています。
城の中は基本的に自由に動き回ることができ、写真にある塔のてっぺん付近から見下ろす景色はなかなか感慨深いです。
また、城内のガーデンでピクニックも楽しむ事ができます。
城内の一角はミュージアムとしてオープンしているため、その当時の資料や戦争で使用された道具などが展示されています。
お城は一般公開されており、£10(約1700円)のチケットを購入すれば中に入ることができます。
ちなみにチケットは上記ミュージアムの入場券としても扱われています。
街の市内にあるため、ルイスに到着したら徒歩でも容易にアクセスできるのは魅力的です。
総じて、非常に歴史あるお城なので、歴史に興味がある方は一度訪れてみると良いでしょう。
LewesにあるオペラハウスGlyndebourne(グラインドボーン)も観光名所の一つです。
グラインドボーンは世界で有数のオペラハウスらしく、毎年15万人ほどの観客がやってくるほど有名とのことです。加えて、年に夏と秋の2回にわけて行われるGlyndebourne Festivalと呼ばれるオペラフェスもここで行われる様子です。
私はオペラについては全くの無知ですが、※サセックス大学に在籍している全学生数の約10倍の観客がグラインドボーンのオペラを見に来るみたいで、規模がものすごく大きいことは容易に想像できます。
※1年間で在籍しているサセックス大学総学生数は約1万6000人。戦闘力で例えるなら、初期のベジータ(1万8000)とギニュー(12万)くらい違いというわけです
さすがに毎年15万人もやってくる場所であって、下記マップをみるだけでも会場の大きさが伝わるでしょう。
この敷地に7つの庭園もありピクニックも可能です。晴れの日などにはもってこいですね。
※テーブル席を利用するには事前予約が必要。
このオペラハウスは3つのレストランと1つティールームもある様子です。どれも事前予約が必要になりますが、オペラの休憩時間中(90分)に食事を堪能できます。(ティールームは公演前のサービスとのこと)
ちなみに、オペラの公演では途中で20~30分ほどの休憩が入ることがほとんどらしいです。ロック・メタルの公演しか行ったことない私にとっては初耳です・・・
注意点としては、このオペラハウスはルイスの市内中心から結構離れた場所にあるため、車またはバス利用が必要になることでしょうか?
バスだと中心地付近にあるバス停留所から片道30~40分ほどとのことです。
毎年11月5日には一大イベントであるBonfire NightがLewes市内で行われます。
イベント当日は地方からたくさんの人が集まります。街の様子も普段の街並みから、とても賑やかな街に一変します。
当日はルイス行へのバスや電車も規制がかかりますので、もし見に行くのであれば、早めに現地に行き、ボンファイヤーの時間までルイスを散策・ブラブラして時間を潰すプランがおすすめですね。
まとめ
今回はブライトン付近にあるイーストボーンとルイスのご紹介でした。
イギリス観光と言えば、ロンドンが真っ先に思いつきますが、ブライトン付近にも色々見て楽しめる街はいくつかあり、こういう身近な街へのお出かけもたまにはいいですね。
ブライトンへ留学された際はぜひ地元観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回はここまで!