皆さん、こんにちは!
サセックス大学日本担当官です。
今回は、実はあまり知られていない?サセックス大学の留学生比率について少しお話していきたいと思います!
サセックス大学全体の学生数
年数によって変わってきますが、サセックス大学学生数は大体年間18000人前後と言われています。
その内、5000~6000人は留学生で占められており、残り13000名ほどがイギリス人学生ですので、全体の30%くらいが留学生です。
イギリス国内の大学中でも、学生数に関しては比較的大きめの大学と言えます。
約18000人の内、約3600人(20%)がPostgraduate(修士)、残り80%がUndergraduate(学士)コースを専攻しています。
サセックス大学留学生数
概要にて、30%が留学生を占めるとお話しましたが、実際どの国からの留学生が多いのか?どのコースが人気があるのか?など
知らない方も多いと思いますので、ここで簡単にまとめていきます!
まず、大まかにリストにすると↓感じです
トップ5として上記の国が挙げられます。
意外な事に国によって人気のあるコースが微妙に違います。
その辺もお話していきますが、その前にちょっと補足事項を↓に書いておきます。
ご一読ください。
※ サセックス大学のデータは2020年8月までのコロナ前のデータ参照にしたものです。(一部除く)
※細かい数字は省略しています。
※この記事内のデータは、HESAの統計とサセックス大学のデータを利用した情報です。HESAのページリンクはこの記事下部に貼ってます。
※HESAに載っていないサセックス大学の統計はインターネット上に一般公開はされていません。
※データ・情報は参考程度です。毎年必ず当てはまる訳ではなく、あくまで傾向です。予めご了承ください。
1.中国
まあ、基本的にどの国(日本も含めて)でも、どの大学でもそうなんですけど、
留学生比率のTop1は中国人留学生です。
HESAの統計によると、2019年度はイギリスへ留学する中国人学生の数は年間14万人くらいいた模様です。
(アメリカだと約35万人)
International Student recruitment
サセックス大学の場合、年間1000~1500人くらいですね~
この数字は一見かなり多く見えますが、他の大学と比較するとそこまで多くないです。
多いところだと3000~5000人くらいいるみたいです。
中国人留学生の特徴としては、基本的に就職に有利になるために留学をする傾向があることです。
人口が多い国内で少しでも就職活動を有利にするために、企業への就職に直結するコースを専攻する人がほとんどです。
そのため、ビジネス・会計・エンジニア系コースが大変人気があります。
一方、世界ランキング1位として名高いサセックス大学開発学コースに関しては、
いても年間1~3人ほどで、0人の時もよくあるという、興味深い数字になってます。
2.インド
サセックス大学で2番目に多い留学生はインドの学生です。
数としては大体年間150~200人くらいです。(数字は間違ってないですよ!)
中国人留学生と比べれば、ウォーズマンとバッファローマンの超人強度並みに違います
専攻コースの傾向は中国人留学生と似ており、就職活動を見据えたコース選択が特徴です。
ビジネス、エンジニアリングコースを筆頭に、生物学や遺伝子学など科学系コース専攻生も多くみられます。
ただ、中国人留学生と違い、開発学にも興味を持っている方も多く、
実際にサセックス大学で開発学を専攻するインド人留学生もそこそこ多いです。
開発学専攻のインド人留学生はだいたい10~40人くらいですかね~
理由は不明ですが、年度によって結構バラつきがあります。
ちなみに、インドからのイギリスにやって来る留学生数は年間約5万人くらいみたいです。
2012~2020年イギリスへの留学生数(地域別)
引用先: HESA
一応、イギリス国内で2番目に高い留学生比率を誇るインドですが、
中国からの留学生と比べると半分以下です。
(他の地域だと、EU・アジア大陸を除いて、そこまで大きく変わらない模様)
3.スペイン
3位にランクインしたのはスペインからの留学生です。
サセックス大学へやって来る留学生の数は年間約200人くらいです。
ヨーロッパ圏では一番留学生が多い国のようです。
専攻コースは上位2国と違い、一概にこのコースが人気というものはありません。
エンジニアリング、科学、機械工学から心理学、コンピューターサイエンス、法律、マーケティング、アート、メディア系など多様なコースを専攻しています。
強いて言えば、世界的にどの国でもビジネス系コースが人気があるので、
サセックス大学でもビジネス系を専攻している学生が多いと言ったところでしょうか。
実際、イギリス国内の大学でビジネス系コース(PG)を専攻している留学生は2019~2020年だけでも、5万人以上いる模様。
サセックス大学では開発学を専攻されているスペイン人の方もチラホラいます。
ただ、スペインに限らず、イギリスに来るヨーロッパの留学生はUG(学士)が多いので、PG(修士コース)だと、あまり出くわす機会がないかもしれませんね。
イギリス全土のPG専攻生(現地の学生含む)の内、約50%がEU圏外からの留学生らしいです。
コースレベル別の比率
引用先: HESA
Non-European Unionのみではありますが、大学院留学のためにイギリスへ留学するっていうのは、世界的に見ても割とスタンダードなことなのだなと思いました。
4.ギリシャ
4番目はギリシャです。
サセックス大学への留学生数も毎年200人ほどとスペインとほぼ同じです。
その内、UG専攻は180名・PG専攻は20名ほどです
特徴もスペインとの違いがほとんどないので、正直書くことないです・・・
ちなみにですが、ギリシャ・スペインも含め、EU圏からの留学生の数については今後大きく変わる可能性があります。
イギリスのEU離脱に伴い、2021年1月からEU学生向け授業料変更やStudent Visa必須など、留学する際に様々な条件ができたので、今後はEU圏からの留学生の数は減少することが予測されています。
※ かつて、EUの学生はEU学生用授業料で留学できたため。EU向け授業料は他国からの留学生の授業料に比べると、半額くらいで留学できた。
サセックス大学内でも、2021年9月入学者は少しだけ減少しましたが、EU向け授業料変更とコロナ禍が時期的に被っているので、現段階ではどちらが原因なのかは特定できない状況ですね。(もちろん、どちらもと言う可能性もあります)
5.UAE(ドバイ)
5番目はUAE(ドバイ)です。
サセックス大学への留学生数も毎年100~130人ほどです。
本当はイタリアが5番目なのですが、ギリシャやスペインとほぼ同じくらいの学生数で、専攻コースも似通っているため、特筆すべき点がありません。
なので、敢えてUAEにしました。
UAE筆頭に、中東の学生はエンジニア系コースを取る傾向が強いです。
面白い点としては、UAEの学生は9割以上UG専攻生で、PGコース専攻生は5名前後です。
一方、隣国のサウジアラビアは、サセックス大学留学生数はほぼ同じにもかかわらず、PG80名・UG30名前後とUAEと逆転しています。
(他の中東の国でも、UG専攻生の方が圧倒的多数です)
サウジアラビア以外の中東では、修士コースはあまり重要視されないんですかね~
謎です。
なお、イギリス国内全体でみるとUAEからの留学生は5000~6000人です。
日本人留学生
サセックス大学に在籍している日本人留学生は毎年だいたい100名前後です。
この数字は、イギリス国内の大学で3番目に日本からの留学生が多い大学となっています。(HESA, 2018)
サセックス大学で一番人気のある学部は開発学で、年間70~80人は開発学専攻生です。
前述した他国留学生の情報と比較すると、国によって人気学部が大きく違うのは面白いですよね。
ちなみに、イギリス国内における年間日本人留学生数(語学留学除く)は約2800人。
サセックス大学留学比率トップ5位のUAE(ドバイ)のイギリス国内総留学生数である約5000~6000人と比べると、イギリス国内の日本人留学生数は半分ほどですが、
サセックス大学の中だけみると、そこまで大きく変わらないので、サセックス大学が日本人留学生からとても人気があることが見て取れますね。
最後に
今回惜しくもトップ5位に入らなかった国を挙げますと、ナイジェリア・カナダ・フランス・トルコ・エジプトとかですね。
これらの国々からやって来る留学生も結構多いです。
もちろん、この記事で名前を挙げなかった国からも多数の留学生がサセックス大学へ学びにやってきているので、文字通りインターナショナルな大学と言えるでしょう。
補足事項でもお伝えしましたが、今回データ収集としてHESAの統計を利用しました。
こちらではイギリス国内高等教育機関の総学生数や卒業率、世界からの留学生数などの情報が一般公開されています。
引用でも埋め込んでいますが、リンクを↓にも貼り付けておきますので、興味のある方は一度調べてみてください。
上記統計はあくまで、各学部の在学生数や大学全体の留学生数など、一般公開できる大まかな情報しか載っておらず、 データによっては近年のものしかなかったりします。
これらの情報について詳しく知りたい方は、各大学の担当部署にお問い合わせください。
サセックス大学に関しては、私宛てにご連絡ください。
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無料個別相談を予約する今回はここまで!
次回はブライトンからのヨーロッパ旅行について書いていきたいと思います。
では、また来週!