Idée Capricieuses ~元イギリス大学日本担当官の気まぐれブログ~

元イギリス大学日本担当官のブログです。 イギリス留学やサセックス大学、大学のある街ブライトン、趣味であるHR/HMや留学中に体験した奇妙な経験など思いついたことを気まぐれのままに書いていくブログです。

2023年向けサセックス大学の最新情報まとめ

皆さん、こんにちは!

サセックス大学日本担当官です。

今日は2023年向け留学について22年時入学との変更点の有無についてお話していきたいと思います。

ここでは、奨学金や学費、入学条件など年度ごとに見直しが入る情報のみまとめています。

※大学概要や特徴、キャンパスなどの一般情報に関しては記載しておりません。予めご了承ください。

入学条件

入学条件については、学士も修士も昨年と同じです。

学士も修士も共にGPA3.0以上が入学条件として設定されています。

英語条件も相変わらずIELTS Overall6.0が必要です。一部コースではOverall 6.5または7.0が求められます。

個人的に気になる点としては、昨年に引き続き、Duolingoのスコアも英語条件達成のための書類として認められるところです。

元々、Duolingoはコロナ禍が始まってIELTSを受けれる機会が減ったため、代替え案として導入されたものなのですが、2023年向け入学でも引き続き、公式の英語スコアとして継続されることになりました。

基本的に必要はスコアはOverall 120です。上記IELTSと同じく、一部コースではOverall 130または140が求められます。

(将来的に認められなくなる可能性は否定できませんが・・・)

ここで注意していただきたいのは、Duolingoはあくまでメインのコースの英語条件を満たすことができる英語テストなので、DuolingoのスコアだけではPre-sessional英語コースの出願条件は満たすことができません。(オンラインPre‐sessionalは可能)

Pre-sessional英語コースに関する詳しいことは以前記事にしたので本稿では割愛します。

kkm10m.hatenablog.com

コースによって求められる就業条件や自己推薦書に関する情報には変更はありません。

奨学金

さて、次に奨学金制度についてですが、通年で採用されているChancellors International Scholarshipは2023年度でも引き続き提供されます。

大きな変更点としては、締め切り日ですかね。

元々、この奨学金の申請締め切り日は7月~8月辺りだったはずですが、23年度からは3月31日までが締め切り日となっています。

これにより、出願→オファー受領が3月31日までに間に合わない方々は上記奨学金制度への申請もできなくなりますので、ご注意ください。

ビジネススクールで提供されているコース専攻生にはChancellors International Scholarship Business、エンジニアリングスクールのコースだとChancellors International Scholarship Engineeringを提供しているところも変わりなしです。

上記特定の学部で提供されているChancellors International Scholarshipは通常のものと相違はありませんが、倍率の関係上、若干この2つの方が受給できる確率は高いと言った感じですね。

通常のChancellors International Scholarshipはほぼ全てのコースに当てはまるため、非常に倍率が高く、だいたい毎年3000名くらいが応募します。

なお、2021年から導入したInternational Business School/Engineering/Informatics Awardに関しても、引き続き導入されていますが、受給できる金額が£3000から£2000に変更となりました。

(対象者全員がもらえる奨学金なので、しれっと下げてます。理由は不明ですが・・・)

詳細に関しては、下記記事をご参照ください。

kkm10m.hatenablog.com

学費・寮費

学費と寮費につきましては、価格が上昇しました。

修士コースの学費は変動がありませんが、学士のコースは£18070(約290万円)から£19050(約310万円)へ少し値上げされました。

※上記は低レートと呼ばれる学費帯のものです。理工系などの高レートも値上げされています。

学費は授業料だけでなく、寮費も少し値段が上がっています。

滞在先の寮によって値段はまちまちですが、だいたい1週間分当たりの費用は£3~8くらい上昇しています。

サセックス大学のみならず、※基本的にイギリス国内の大学・教育機関では、ほぼ毎年授業料と寮費は値上がりしています。一般的に、留学は時期が早ければ早いほど、費用を抑えられると言われる所以です。

※上がらない年もありますし、一部の学部だけ対象など値上げの形は様々です。

事実、私が留学を開始した2015年と現在と比較すると50万円くらい授業料が違いますからね。これからも定期的な値上げが予想されます。

締め切り日

最後に出願締め切り日に関してですが、少し変更がありました。

学士の場合は6月30日までです。修士コースだと8月1日が出願締め切り日として設定されました。

理論上、コース開始まで受け付けていた修士コースの出願ですが、近年の出願数増加に伴い、やむを得ず設定した様子です。

入寮保証が付く大学寮申請の締め切り日が8月1日なので、それと統合されたと言う認識だと分かりやすいかと思います。

※学士の方の大学寮申請締め切り日は6月30日までです。それ以降の申請には入寮保証が付きませんので、お気を付けください。

締め切り日の変更に関しては日本人留学生にとってはあまり影響はないと思います。

締め切りギリギリに出願した場合、合否審査からのオファー受領、Visaの申請などの時間を考慮すれば、入学までに間に合わない可能性が高いです。

特に4月から7月にかけて他国からの出願がかなり増えてきますので、審査にかかる時間も通常より長くなる可能性も十分考えられます

出願代行エージェントや私も含めた大学担当者は早めの出願を推奨しているはずですので、ほとんどの日本人留学生は早期の出願を目指して準備されていると思います。

サセックス大学卒業生が運営するコミュニティ"UNITO"さんとコラボした動画で私もお話していますが、寮の空き部屋状況や渡英までの準備などの関係上、出願は早めに完了しておくことをおすすめします。コラボ動画は↓からご視聴いただけます。

www.youtube.com

変更があった箇所はこの辺りくらいですかね。

他に何かあれば、このページに付け足そうかと思っています。

今週はここまで!